地酒ワンカップ・コレクションNo.178~ 高知県高岡郡「船中八策」純米超辛口
地酒ワンカップ・コレクションNo.178
高知県高岡郡 「船中八策」純米超辛口
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高知の司牡丹酒造の酒、超辛口の通り辛いけど旨い!!スッキリ美味しい酒、流石の蔵のお仕事、
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首の長いタイプのボトル、
濃いグリーンボトルに変形のラベルが貼り付けられています、
酒銘「船中八策」のロゴ、肩に純米超辛口の文字、
下部に蔵元「司牡丹」の文字がうっすらと、買うときは気がつきませんでした、
右端に製造年月日もうっすらと入っていました、
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裏面に別のラベル、成分表示、蔵元表記、飲酒注意表記、
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キャップ、英文字で蔵元表記とロゴマーク、
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高知の有名ブランド「司牡丹」のサブブランドですね、
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そして、これまた歴史的にも有名な「船中八策」、
坂本龍馬が新しい日本の国家像を船の中で描いたのがこの“船中八策”、、、
残念ながら、これくらいしか説明できないので勉強してみましょう、
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まず驚いたのが、この“船中八策”、
歴史的な事実かと思っていたのですが、
近年の研究では、これは後年の小説などから生まれたフィクションである、という説が有力だそうです、
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そうなんだ、、、
たしかに龍馬に関しては、様々な小説などで出来上がった偶像的な側面が多いのですが、
まさか“船中八策”も実在しないとは、、、
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龍馬伝説では、、、
“船中八策”は慶応3年(1867年)長崎から土佐藩船夕顔丸で京都を目指している船中で、
龍馬が口頭で述べた内容を海援隊士長岡謙吉が書き留めた、とされていますが、
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この“船中八策”という言葉自体が出てきたのは大正時代以降、
その他の状況証拠から、
上記の夕顔丸船内でのエピソードはフィクションではないか?ということらしいです、
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しかし、従来“船中八策”とされてきた内容は「新政府綱領八策」という別の文書と内容が同じだそうです、
この「新政府綱領八策」は龍馬自筆原本が存在するそうで、
これは龍馬の発案であるという可能性もあります、
(諸説あり、龍馬案ではないという説もあります)
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ならば、やはりこの“船中八策”の精神は龍馬が生み出した、とも云えるかもしれません、
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“船中八策”として伝わる内容は以下の通り、
一、天下ノ政権ヲ朝廷ニ奉還セシメ、政令宜シク朝廷ヨリ出ヅベキ事。
一、上下議政局ヲ設ケ、議員ヲ置キテ万機ヲ参賛セシメ、万機宜シク公議ニ決スベキ事。
一、有材ノ公卿諸侯及ビ天下ノ人材ヲ顧問ニ備ヘ官爵ヲ賜ヒ、宜シク従来有名無実ノ官ヲ除クベキ事。
一、外国ノ交際広ク公議ヲ採リ、新ニ至当ノ規約ヲ立ツベキ事。
一、古来ノ律令ヲ折衷シ、新ニ無窮ノ大典ヲ撰定スベキ事。
一、海軍宜シク拡張スベキ事。
一、御親兵ヲ置キ、帝都ヲ守衛セシムベキ事。
一、金銀物貨宜シク外国ト平均ノ法ヲ設クベキ事。
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いずれにせよ、激動の幕末をかろやかに生き抜き、悲劇的な死を遂げた龍馬、
史実よりロマンが人気を呼ぶのは必然、
もっとも人気のある日本人ヒーローの一人であることは間違いなく、
龍馬伝説を酒の肴に飲み明かすのも、これまた楽し、ま、一献、
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購入時期:2020年5月
購入場所:阪神百貨店 にしのみや
容量:180ml
価格:381円(税別)
蔵元:高知県高岡郡 司牡丹酒造(株)
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