(家呑み推奨!)地酒ワンカップ・コレクションNo.141~神戸市東灘区「道灌」ガラス銚子
(家呑み推奨!)
地酒ワンカップ・コレクションNo.141
神戸市東灘区 「道灌」ガラス銚子
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2020年1月、神戸市東灘区魚崎にある角打ち「松屋酒店」で飲んだ「道灌」ガラス銚子の紹介です、
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「道灌」は滋賀県草津市の「太田酒造」の銘柄、
昭和37年には神戸市東灘区に“千代田蔵”を開設、こちらでも日本酒を作っておられます、
太田さんは、江戸城築城で有名なあの“太田道灌”の直系子孫、なるほど、酒銘「道灌」も納得がいきます、
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ここらの詳しいことは、過去記事参照、
地酒ワンカップ・コレクションNo.61~「道灌 千代田蔵」純米酒、をお読みください、
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さて、同じ「道灌」でも今回はワンカップではなく、ガラス銚子の「道灌」です、
魚崎にある「松屋酒店」で燗酒を頼むと出てきました、
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ガラス地に白文字のみの潔く綺麗なデザイン、
酒銘の左側になにやら歌のようなものが書かれています、これが今回のテーマ、
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先に裏面へいきます、
上から成分表示、飲酒注意表記、蔵元表記、
蔵元表記は灘の千代田蔵が上に、そして、滋賀県草津市の本社がその下に表記されています、
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王冠はすでに抜かれた出てきたので、残念ながら不明、、、見せてもらったらヨカッタ、
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さて、酒銘の左側にある“歌”、なんとなく、
“とくとくと・・・”から始まる歌のようですが、その先は判読不能、
お店の方にも訊きましたが、分からないとの事、
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これは難問かな?と思いましたが、、、歌自体は蔵元通販サイトで意外と簡単に判明しました、
この歌だと思います、
とくとくと たりくる酒は 道灌の
歴史にのこる 山吹のいろ
方南
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でも、、、この歌を詠んだ“方南”が誰なのか?明快な記述がありません、
HPの文章を書かれた“道灌太田持資十九世の孫 太田酒造株式会社社長 太田 誠一郎”さんの雅号かなと推測しますが確証はありません、
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歌の意味としては・・・(歌の解説なんかできないけど超新訳^^)
とくとくと盃に注ぐ酒「道灌」の色は、
あの有名な道灌と山吹の逸話を思い出させるわい、
みたいな感じ??(知らんけど^^)
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(逸話も解説!超新訳)
急な雨にあった道灌が、民家で蓑を貸してくれないかと頼んだら、
年端もいかない少女が山吹の花を一輪差し出した、
意味が分からん!!蓑や、蓑!!と怒って立ち去る道灌、
その夜、この話をすると知恵者が、その解説をする、
『七重八重花は咲けども山吹の みのひとつだになきぞかなしき』
醍醐天皇が詠んだ歌、後半の、みのひとつだになきぞかなしき、のところ、
実の一つもないの山吹の哀れ、、、と、
“蓑”の一つもない貧しい家なのです、という訴えを掛けた、
少女が考えたと思えない!相当高等なテクニックの洒落であります、
己の無学を恥じた道灌は、これ以降、歌に精進した、という言い伝え、
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ふ~、ま、そういうことです、
後世に誰かがこの洒落を思いついたんでしょうね、
こんな故事に想いを馳せながら飲む「道灌」、美味しいお酒でした、
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購入時期:2020年1月
購入場所:神戸市東灘区魚崎「松屋酒店」
容量:180ml
価格:280円(税込)※角打ち店飲み価格です
蔵元:神戸市東灘区 ㈱太田酒造 灘千代田蔵
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