地酒ワンカップ・コレクションNo.49~京都市「京の町 酒カップ」
地酒ワンカップ・コレクションNo.49
京都市 「京の町 酒カップ」
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「京の町 酒カップ」と謳ったワンカップ、伏見桃山の大手筋商店街で購入、ま、観光客向けのお土産ワンカップでしょう、辛いお酒、ワタシはちょっと苦手なタイプのお酒、燗酒にすると少し柔らかい感じになりました、
ガラス面には五山送り火のイラストと清酒の文字、面白いのはこのイラストの色が温度によって変わる仕組みになっています、温めると変わるのか?と思いきや、説明シールを見ると、もとは“薄い緑色”で17℃以下になると“濃い緑色”になるとのこと、冬場の写真なので室温でもちょっと濃い緑色になっています、寒い我が家の室内^^)
で、燗酒にして入れ戻したら、こんな色になりました、はい、これだけのことです、
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キャップには温度で色が変わる告知、成分表示、注意表記、
ここまで来てあれ?と思いました、蔵元表記が見当たりません、まさか「京の町 酒カップ」ということでノンブランドですか?いやいや、それにしても製造者表記は必要でしょう、と、キャップの説明表記シールを剥がすと、、、
ブランド名が分かりました、「富翁」のお酒でした、でも蔵元の住所表示等がないですね、と思ってよ~く写真を見ると、キャップの側面に表示されているタイプでした、住所は虚y都市伏見区山崎町364、社名は株式会社北川本家Mとあります、これまた意味深なM、、、
ちょっと調べてみましたがMの意味は分かりませんでした、現在の本社所在地が伏見区村上町、この村上町のMかもしれませんが、なぜそんな表記が必要なのか?不明です、もしくはこの「富翁」ブランドの歴史と関係があるのかもしれませんが、、、不明です、
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㈱北川本家のHPによると創業は幕府による酒株制度(酒造認可制度)が始まった明暦三年(1657年)となっています、これ以前の資料がないのでこの年を創業としているそうで、それ以前より酒造りが行われていたのは間違いないでしょう、HPによるとこの年、京都伏見には83軒の醸造元があったそうです、
当時は現在のような効率的な流通手段も無く、1軒当たりの醸造石高が今よりずっと少ないと想像できます、なので醸造元は全国にたくさんあったのでしょう、別の資料では翌年の元禄11年(1698年)には全国で27,251戸の醸造元が酒株を持っていた(酒造りの認可を得ていた)ようです、
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ちなみに2016年の日本酒蔵元は全国で約1,400軒、およそ20分の1に減っています、でも同じ地域生産地域消費が主流だった醤油や味噌に比べると残っている方かもしれません(詳しくは調べていません)、流通の発達が地域生産地域消費を拠点生産地域消費に変えていきました、灘や伏見が拠点代表、しかし日本酒は味噌や醤油に比べて多様性が高かったのと、消費単位が多かった(運ぶのが重かった)のが幸いしたのかもしれません、
さらに流通は進化して、現在は情報が先に流れる時代になり全国の地酒が息を吹き返しています、日本酒にとっては良い時代になってきました、
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購入月:2018年10月
購入店:京都伏見桃山 「油長」
容量:180ml
価格:320円(税込)
蔵元:京都市伏見区 ㈱北川本家
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