謹賀新年2019年元旦、普通酒から大吟醸まで200円均一、革新的日本酒伝播手法^^)大阪駅前第2ビルの「竹内酒造」。
あけましておめでとうございます、
本年も続きます、「東西酒場探訪案内所」、
引き続き、ご愛読の程、よろしくお願いいたします、
2019年 元旦
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【2018年10月12日(金)】
大阪 駅前第2ビルB1F 「竹内酒造」
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さて、今日は久しぶりに駅前ビルの記事です、
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このところ、飲み屋街として成熟度が増してきた大阪駅前ビル群地下飲食街、
第1ビルが出来たのがたしか1970年、、、
って、これって前の“大阪万博”の年ですやん!
へ~、あの時にもう第1ビルはあったのか、
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で、第4ビルが出来たのが1980年、
これはなんとなく憶えています、
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50年近くの歳月が、再開発の味気ないビルの地下街を熟成させてきました、
いまは、おそらく大阪梅田になくてはならない一大飲み屋街としての権勢を振るっています、
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でも、成熟の課程の常として店の盛衰は仕方ない、
古き良き酒場が何軒か姿を消しましたが、、、
それに代わって新しい良き酒場も登場しています、
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で、今日はその新鋭酒場の一つになるかもしれない、
「竹内酒造 梅田店」初探訪時の記事です、
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その店名の通り蔵元の直営立ち呑み酒場です、
滋賀県湖南市の「竹内酒造」、知りませんでした、
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湖南市って?湖南市も知らんがな、
2004年に甲賀郡石部町と甲西町が合併してできた市のようです、
その蔵が駅前ビルに直営店を出店!
なかなか意欲的ですね、エエと思います、
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“創業明治五年”と染め抜かれた大きな暖簾もエエ感じ、
底辺が短い逆Lカウンター、10数人が立てます、
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この日、カウンターの中には料理人(白い調理服を着た如何にも板さん)がお二人と、若い女性がお一人、
この女性、竹内酒造の蔵で酒造りをされているバリバリの日本酒の作り手でした、
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仕事の内容というか役割を聞いたのですが、、、失念、
なんやっけ?
なんか米をこう、、、あ~する工程、こう拡げて米を、、、(全然分からん!!)、スイマセン
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で、竹内酒造のこともいろいろと話してくれました、ラッキーでした、
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でも、この後、10月後半からは酒造りの一番忙しい時らしく、
蔵に籠りっきりになるそうです、
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基本手造りだそうで、とても忙しい、
朝から晩まで毎日目一杯働くそうです、
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お昼は仕出し弁当を食べて、夕食は全員で一緒に食べて、
宿舎と蔵を往復する合宿のような生活、
日本酒造りもなかなか大変ですね、
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でも、楽しそうに話していただきました、
やはり遣り甲斐がありそう、好きな仕事なんでしょうね、
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蔵は旧東海道五十三次の51番目の宿“石部宿”にあるそうで、
創業自体は相当古いらしいですが、残念ながら詳しい資料が残ってなく、
明治政府発行の免許証から、暖簾の“創業明治5年”を標榜されているそうです、
宿場町ならホント古くから酒の需要が多かったでしょうね、
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ちなみに東海道五十三次、
次の52番目が草津宿、53番目が大津宿、そして旅の終点が京三条大橋、、、
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あ、ワタシ、京三条大橋が53番目とずっと勘違いしていました、
たしかに、三条大橋は宿(しゅく)ではないので五十三次には入らないのだ!
う~ん、長年の誤解、お恥ずかしい、
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閑話休題、
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さて、ここ「竹内酒造」最大のウリはなんと云っても、、、
採算度外視の日本酒販売価格です、
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竹内酒造で醸している日本酒、メニューに20種類くらい書いてあります、
普通酒から純米酒、純米吟醸、純米大吟醸、、、
そのすべてが200円です!なんと!!
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これは革新的な値付けですね、
だいたい普通酒~本醸造~純米~純米吟醸、
さらに純米大吟醸と価格が上っていくのがまあ常識、
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でもね、必ずしも大吟醸が好みの酒とは限らない、
はい、ワタシも大吟醸はあまり好んでおりません、
純米酒~純米吟醸辺りが好きです、
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そう考えると一律200円でいろんなお酒を飲んでもらいたい、という発想はエエことかもしれません、
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ということでこの日呑んだのは3種類、
まずは“しっかりした純米酒が呑みたい”のオーダーに応えて出てきたのは「唯々」(ただただ)特別純米酒、
うん、スッキリ辛いです、
まずは竹内酒造のお手並み拝見ですな、
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グラスに90mlだったかな?でも、なんか多めに入ってましたよ、
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二杯目は“無濾過”をオーダー、
主なラインの各酒に無濾過もあります、と云うのもウリでした、
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「唯々」の豊潤純米無濾過生原酒、
やはり、好みでした!旨味しっかり、美味しい酒です、
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最後は“癖のあるやつをお願い”しました、
難しいオーダー、難癖つけてるのか?
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で、チョイスはこれ、
「唯々」の渡舟山廃純米無濾過生原酒、
渡舟は米種ですね、
一時絶滅していた「渡舟」が平成になって復活したそうです、
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茨城県つくば市の国立農業生物資源研究所が冷凍保存していた種もみ、
たった14グラムの種もみから復活したとのこと、
米作りにも秘話ヒストリアがあります、
今は滋賀県でも耕作されているようです、
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これは燗酒でいただきました、45度の上燗、
うん、なるほど、たしかに少しとがった感じのする酒です、
あ、でもワタシの好きな酒です、
お姉さん、なかなかやりますな、
当たり前か、造ってるんやからね、
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料理のほうですが、これがまた本格的な割烹料理です、はい、
板さんの料理上着は伊達ではありません、
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一品目は「とろ湯葉生うに乗せ」680円也、
美味しいです、餡は甘め、
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次が「地鶏と厚揚げの炊いたん」580円也、
水菜に里芋、美味しいですが、やや味が濃い目、
しかし手の込んだ逸品です、
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〆に「信州おろし蕎麦」380円也、
蕎麦美味しく、薬味も充実してます、
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はい、料理三品と日本酒三杯、
これで2240円+税金、明朗会計、安いです、
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大阪駅前第2ビルの「竹内酒造」、
日本酒200円均一はホント革新的、
日本酒好きには堪らない価格設定です、
3杯飲めば大満足、で、600円也ですからね、
料理もすごく丁寧で良いです、ただ、ワタシには少し味が濃すぎます、
この辺りは再訪して確認しておきたいところです、
おおきに、ごちそうさん!また来ますね、
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