やっと入れました、京都吉田山辺りの「きくた」、やはりとても良いお店、京大生の思い出が一杯でした。
【2018年3月24日(土)】
京都 今出川通吉田山辺り 「きくた」
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今日のお店「きくた」の前まで来たのは、今日で4回目、
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一番最初は2017年の末、銀閣寺手前のカフェで開催されたライブへ行く途中、
歩いていて偶然見つけました、
この外観、店構え、これは良い店に違いありません、
これはゼッタイに探訪するぞ!!
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で、少しネットで調べるとランチの営業もしておられる、というような記述もあり、
さらに、なんと“ホッピー”も飲める!!らしいとのこと、
う~ん、これはますます行かなければなりますまい、
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ということで、2回目は2018年1月の山行:大文字山からの下山時、
13時頃に行ってみたのですが、開いていませんでした、
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3回目は2月、昼飲みで飲む気満々で向かったのですが、、、
やはり開いていませんでした、
どうも、今はランチ営業はされていないのかもしれません、
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ということで、今日は18時ジャストに店の前へ、、、
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やた!看板と提灯に灯が入っています、暖簾も掛かっています、
間違いなくやってますね、
この提灯の灯を遠目から見た時の興奮は如何ばかりだったか、
苦節4回目での初探訪と相成りました、感慨一入(ひとしお)、
ではでは入りましょう、
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貫録のある店内、逆Lカウンターに10席ほど、
右側は座敷で大き目のテーブルが3つ、
もちろん一番客です、
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フロアにお母さん、カウンターの中には若い大将がいらっしゃいます、
ちょうど開店準備の真っ盛りな感じ、
カウンター中程に着きます、
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とりあえずホッピーにしたいですね、
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あの~、ホッピーがあると聞いたのですが、
はい、ありますよ、でも黒だけですけど良いですか?
はい、黒で大丈夫です、
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後で聞くと、常連さんにホッピー好きな方がおられ、それで入ってるそうです、
その常連さんは黒ホッピーしか飲まれないので、黒しかない、
なるほど、ワタシは白が好きですが大丈夫です、
ホッピー大好き、
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料理のメニューを見て「煮込み」をお願いするも、開店早々、煮込み中とのこと、
そりゃそうだ、まだ18時5分です、
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すぐにできるものから「ホタルイカ」を注文、
と、入れ違いで突出しの「釘煮」が出てきました、
これでしばらく呑み進めます、
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訊くと、ここ「きくた」は創業79年目、来年で80年になるそうです、
ということは1939年(昭和14年)創業という事になりますね、素晴らしいです、
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カウンターに関西のTV番組でやっている「となりの人間国宝さん」の賞状が立ててあります、
あ、これに出はったんや、ほう、
あ~はい~、円(まどか)さんが来られたんですわ、
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なるほど~、
有名店なのか?ワタシが知らなかっただけなのか、
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「ホタルイカ」、
うん、大振りでプリプリで美味しい、イケます、
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この辺りは京都大学の学生さんの街、
昔は学生さんのランチと夕食を担っていたそうです、
もちろん夜の宴会もね、
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お母さんによると(お母さんはここに嫁いできて54年になるそうです)、、、
学生さんの気質もずいぶん変わった、とのこと、
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今は飲まない子が多い、
昔はたらふく飲む、朝まで吞むのは当たり前、
朝まで座敷で寝て、そこから授業に向かう学生も多かったとか、
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亡くなった先代の大将が学生さんの世話をするのが好きだったそうで、
そんな時は店の戸の鍵を掛けずに、朝まで座敷を開放していたそうです、
そんな時代ですよね、
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あ、カウンターの中の大将は三代目、息子さんだそうです、
後継ぎ万全、ヨカッタ、
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ちょうど今のシーズン(3月)なんかは就職祝いの宴会が連日続き、
朝まで飲んで、そのまま東京の会社へ初出勤で行くとか、
豪快、如何にもありそうなエピソードです、
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ツケはしなかったけど、お金がなかったら、、、
もう、飲んでけ!と学生さんを可愛がっていた、
二代目(先代が二代目らしいです)がそういう人やった、
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今でもOBの京大生が訪ねて来るそうです、
もう還暦越えの人とかが懐かしがって来られる、
う~ん、エエ話です、
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いろいろ楽しい思い出がたくさん、やはりエエ酒場です、「きくた」、
「燗酒」にして、
料理はお奨めの「キンキの煮付け」600円也、
美味しい、若大将も料理はお上手です
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小さな子供を連れた顔見知り家族連れが入店、座敷で夕食です、
店の雰囲気に違和感なし、
ここは家族でもゆっくりできるお店なんですな、
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そのお客さんが「だし巻」を注文、
ここの「だし巻」は名物らしい、気になります、お奨めメニューのようです、
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ならば、と、ワタシも注文、「だし巻」500円也、
あ、燗酒ももう一本、
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これでお勘定にしました、3100円也、
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京都、今出川通の吉田山辺り(銀閣寺の西側になります)の「きくた」、
やはり、めちゃめちゃ良いお店でした、
創業79年、三代目の大将がしっかりいらっしゃる老舗酒場、
いや食堂かも、そんな家庭的な雰囲気、
京大生の思い出が濃密に染み込んでいる、たいへん良き店であります、
絶対にワタシ好み、再訪確実、
おおきに、ごちそうさん!また来ますね、
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コメント
娘の入学式が終わり。大学を抜け疎水沿いに桜を見、お昼と思っていた時、きくた食堂を見三人で中へ、先客は常連さんが既に三組。
年配のご夫婦の経営か、カウンターにサイホン、定食 オムライス等々ディスイズ昭和、懐かしい雰囲気に子供の頃の近所の食堂を思しました。今年も3月末に、4月より再開の張り出しを見て以来奈良より行けていません。次回は、ホテル予約して夜の部、遅くまで遣りたいと楽しみにしています。追伸キンミヤ、コロナ避難中ホテルで美味しく遣りました。5月の非常事態宣言以降再開されたのか気がかりです。
娘も、同じくコロナ禍の中就職に挑んでいます。
では又、きくた食堂で。
投稿: | 2020年9月 4日 (金) 10時51分