十条から東十条へぶらりと歩きながらエエ雰囲気の酒場を2軒探訪、「田や」~「よりみち」へ。
【2013年4月26日(金)】
東京 十条 「田や」~東十条 「よりみち」
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この週末は東京滞在、あちこち探訪しております、
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前日の木曜日は先輩の送別会、めでたく定年、いやほんとにめでたい、人間どこかで区切りがつくというのは非常に良いことだと思っています、ワタシもしっかりと区切りをつけたいものです(もうちょっと頑張るけど)、
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送別会の会場は銀座「樽平」の2階、2階座敷は初めてでした、まあ宴会なので風情がどうのという事ではないのですが、「樽平」はやはり1階で一人しみじみ飲むのがいいな、
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さて、金曜日の仕事を終えて向かったのは十条であります、
久しぶりですね、相変わらず混んでいる埼京線、ぷは~っとホームに押し出されその勢いのまま改札口をでます、駅前はロータリー、その右手の路地を入るとすぐに「斎藤酒場」があります、もう誰もが知っている東京の老舗酒場、構えずにふっと入って楽しめる酒場であります、
が、今日はスルーさせていただきます、ここに入っちゃうと相当飲みますからその先はむずかしくなります、
路地を抜けて右手へ、
埼京線の踏切を渡ると小さな商店街が続きます、すこし歩くと左手に今日のお目当ての「田や」がありました、
外観は新しい感じ、綺麗な建物ですが、入り口には縄暖簾に提灯、ここだけはしっかり酒場のエントランスですな、では入ってみましょう、
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縦棒が極端に短いコの字カウンターに広めの座敷(座卓が6卓ほど)、
おそらくは母娘と思われるお二人がホールを仕切っておられます、そしておそらくは奥の調理場日はお父さんがいらっしゃるのか?家族経営のお店、ちゃんと娘さんがいらっしゃる、エエことです(たぶんね)(最近、酒場の跡継ぎ問題の話に続けさまに遭遇した実感)、お母さんもニコニコされていて全体に明るく暖かい雰囲気、
壁一面に短冊メニューが貼ってあり見た目は十分イイ感じの酒場の雰囲気なんですが暖かい家庭的な店のような気分にもさせてくれる、この辺りがこの店の真髄ですか、
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詰めれば20人くらい座れそうなカウンタに先客は一人、
座敷にも2組ほど、時間が早いのかまだ余裕です、カウンター奥についてとりあえずのホッピーをお願いします、プリン体の恐怖から控え始めたビール、最近はホッピーがあれば迷わずホッピー、でも関西ではまだまだホッピー分布は少ないのが残念です、
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目の前の壁一面の短冊メニューを嘗め回して「エシャレット」350円也もお願いします、
と、「お通し」が出てきました、
あらら、これでよかったんや、こういう時は一言声を掛けてもらえると助かりますな、
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で、「エシャレット」もきます、
1杯目のホッピーはすぐになくなります、お替りお願いします、
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カウンターの先客はご近所の常連さんでしょうか?
でも、親しくお母さんや娘さんと話されるということはありません、でもやはり間違いなく常連さんのようで、あとから来られた常連さんはおう!なんて軽く挨拶、でもワアワア話されることはありません、控えめな常連さん達、
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もう一品、吟味を重ねて「ニラ玉」にします、
ニラたっぷり、ワタシには少し塩味が効きすぎでした、働きが足らないのか?もっと体を動かさないといかんな、などと塩分の恐怖についても考えたりして(歳取ってきたなあ~
)、
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さて、これでお勘定にします、
十条の「田や」、イイ頃合いの雰囲気、一人でも飲めます、数人で飲むのもOKって感じですね、近所に「斎藤酒場」という強敵がいますが家族でがんばってます、みたいなほっこりするお店です、また来ますね、
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さて、もう一軒行きましょうか、
2軒目は東十条の方になります、ちょっと距離はありますがJRで赤羽まで回って戻ってくることもありますまい、だいたいの検討をつけて住宅街の中の細い道をくねくねと歩きます、
しばらくすると大きな環七通りに出ます、この道路沿いにJR京浜東北線他の線路を越えて左折、これまた住宅街の通りを北上します、歩くこと15分くらい?、
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お目当ての店は「よりみち」、、、って、
これはちょっと会社帰りの“寄り道に”というのは無理です、わざわざ来ないとまず見つけられない店です、ちょっと不安になったころに見つかりました、
「よりみち」、通りは真っ暗、ぽつりとありました、
赤提灯に暖簾、テントに酒の銘柄(君萬代)、ワタシの好みをすべて満たしていますが、ちょっと一見(いちげん)を拒むような雰囲気も漂っています、毎度の如く入店に一瞬躊躇、がここまで歩いて来て入店をあきらめる勇気もないので勇気を振り絞って引き戸を開けます
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小さなお店です、
雑然とした店内は予想通りの地元密着酒場系ですね、コの字カウンターの中にはスタイリッシュな女将さん、ジーンズをはいておられます、あら?なんか表で感じた雰囲気と違いますね、ほう、先客はおそらく間違いなく常連さんのみ、5名ほど、狭い、常連のみ、なかなか入り込むのが難しい状況です、スイマセン、失礼します、と常連さんの間(で最大スペース空いてる席)に着きます、ドキドキ、
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燗をお願いします、はい、と女将さんが応じてくれます、ちょっと安心、
常連さんは皆さん一人客のようですが、顔馴染みのようでもあり、女将さんを交えて散発的な話題の交換などが行われます、一つの理想的な酒場の雰囲気であります、話を聞いているとお隣の方はどうも俳優さんか声優さんのようです、ほう、
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話の端に女将さんの生まれ年が出てきました、え!?ワタシより先輩ですね、ビックリしました、もっともっと若く見えます(ホントに
)、ほう、
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肴は「揚げ焼き」、これも好物です、「厚揚げ焼き」も良いけど“うす揚げを焼く”のも旨いのです、
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この店には猫もいました、
見たのは2匹、一匹(黒)は割と大胆にカウンターの上を歩いたりしてました、もう一匹(雉)はカウンター奥端のスペースで寝てます、
女将さんに訊くと皆で4匹いるそうです、近所のシャムネコが生んだ子達だそうです、ワタシは猫好きなので酒場に猫がいても気になりません、何軒か名物猫がいる店が思い浮かびます、
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燗をお替りして、まったりとした時間を噛みしめます、
「奴」も頼んでますね、大豆被りやけど、、、
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いいですね、こういう感じ、
ここもまたワイワイと飲むというよりは常連さんがそれぞれの気分をゆっくりとほぐすような感じで呑み進むような感じ、ワタシも燗2本ですが相当長い時間(1時間半ちかく在店)をかけて呑んでいます、
十条の「よりみち」、ちょっと寄ってみましょう、という訳にはいきません、駅から相当歩きますがぜひまた来たくなりました、また来ますね、
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