なぜか今まで足が向かなかった三ノ輪の「遠太」、桜並木の通りにある良き酒場でした。
【2013年3月28日(木)】
東京 三ノ輪 「遠太」
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さて、南千住「うぐいす酒場」の後です、
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メトロ日比谷線で一駅の「三ノ輪」駅を目指します、
酒場巡りの随分早い時点で「三ノ輪」には来ています、都電「荒川線」に初めて乗って終点の三ノ輪まで来たり、当時すでに閉店していた「亀島酒場」を訪ねたり、有名店「弁慶」だったり、三ノ輪から南千住辺りをウロウロと歩いたこともありますね、
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でも、なぜかこの酒場には足を向けなかったのです、なぜかこういうことがよくあります、行くチャンスはいくらでもあるのに行けない、行かない、入らない店、、、
ここ「遠太」も初期の頃にチェックしていた記憶がありますが、なぜかいままで入店なし、店の前までも行ったことはありません、ので今日は「遠太」に行ってみます、
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メトロ「三ノ輪」駅であります、
いつも行く都電荒川線方面とは違う出口です、なんとなく地上に出て方角を確かめます、どうやら明治通りの反対側に出てしまったようです、歩道橋を渡って反対側へ、賑やかなスーパーを過ぎて右に折れると桜が綺麗な通りです、
この日はちょうど東京では桜が満開に近い日和でした(2013年はやたら桜が早かったです)、桜を愛でながら「遠太」の前まで来ました、
灯りは入っていませんが大きな電飾看板が目につきます、
『やってるぞ 遠太』、
はは、イイですね、提灯には灯は入っていますが、、、
暖簾は店中に入ったままです、
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やってないのかな?あれ?と思いながら一旦通り過ぎます(気が弱いもので)、しばらく桜の下を歩きます、近くの公園の桜も満開です、花見ですねこりゃ、ってのんびりしている場合ではありません
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気を取り直して「遠太」まで戻ります、ガラス戸超しに覗くとお母さんともう一人、お客さんなのか?何かの打合せなのか?なにか話されています、よく分かりませんがここは入るしかないですね、勇気を振り絞ってガラス戸を引きます、
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レの字カウンターとでもいうべきカウンター、左手には座敷席があります、
そこに上がらず、框(かまち)に腰かけて先客らしき人が一人、お母さんはその横で何やらお話しされています、なんとなく身内の雰囲気ですが、、、常連さんですね、、、、いいですか?みたいな感じでスネークイン、はいどうぞ、ということでレの字の角辺りに座ります、
店内はイイ感じです、高い天井、末枯れた内装、貫録の酒場です、雰囲気あります、あ~、こういうお店だったんですね
、これならもっと早く来ればヨカッタと後悔いたしました、
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飲み物はメニューが目に付いた「ハイボール」300円也にします、もちろん焼酎のハイボール、下町ハイボールです、
そして、黒板メニューにあった「ホタルイカ」をお願いしました、
お母さん、ちょっと中で支度をされますが、戻って来られて「今日はホタルイカのイイのがないので何かほかのもので」とのこと、ではと、常連さんが頼まれた「煮込み」は?はいありますよ、ではそれでお願いします、、、
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辛めの味噌味、ホルモンは数種類入ってます(あまり肉の部位が分かってない)、ボリュームあります、
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常連さんがお一人入店、
先客の向かい側の(やはり上がらずに)框に腰かけます、そういう席なんですね、お母さんと3人で他の常連さんの入院話をされています、ちょっといろいろあったようです、
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「ハイボール」お替りお願いします、
うん、やっぱり下町ハイボールは飲みやすいなあ、すいすいイケます、「煮込み」だけで2杯イケました、
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暖簾は結局中に入ったまま、このスタイルで営業されているようですね、
白に紺字で“ぎなう”の文字、ほう、前はうなぎも出しておられたようですね、東京の酒場では“うなご”もよく見かけますね、“うなぎの串焼き”だったんでしょうか?あ、大きな暖簾なのでお母さん一人では表に出せないのでずっと中に入ったままなのか?、なんかそんな気がしました、
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さて、これでお勘定にします、あまり時間がないのです、ハイボールを2杯飲んで「煮込み」でちょうど1000円也、お母さんは高齢ですが元気で続けていただきたいですね、好きな酒場です、建物がイイです、雰囲気あります、三ノ輪の「遠太」、また来ますね
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【おまけ】
この週は大阪中崎町「セルクル」でNさんの2回目の1日バールがありました、
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そして、出張前のランチは新大阪駅の「浪花そば」、
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コメント
こんばんは。
「遠太」の暖簾は、鰻を焼けるのは亡くなった主人しか出来ないからの理由から、出さない。「やってるぞ!遠太」の看板の電気が灯ってたら営業してます。って、酒場放浪記の放送では言われてたと記憶してます。
私、勿論ここ行った事ないですが、昔ニックネームが「えん太」でして、他人の気がしません。(笑)
この屋号の由来はなんなのかなぁ。
投稿: 青豆 | 2013年5月18日 (土) 03時08分
青豆さん…毎度です♪
なるほど、暖簾を出さない訳分かりました、「うなぎ」ですね、
太田和彦さんの本では大将がおられたのですが、亡くなられたのですね、残念です、、、
情報、おおきにでした^^)
投稿: テリー | 2013年5月26日 (日) 19時42分