「でびら」、「じゃが玉」、「白肉」、このメニューが分かる人は広島県人!?「安さん 地蔵通り店」。
【2011年3月1日(火)】
広島 地蔵通り 「安さん」
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前日は東京築地の「魚竹」で飲んでいました、
そしてこの日は広島の地蔵通りにある居酒屋「安さん」(地蔵通り店)で飲んでいます
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この日は夕方からJ1の「サンフレッチェ広島」を励ます会に出席した後です、
なので時間が少々遅いです、「安さん」がそんなに早く閉まるとは思えませんが営業時間を知らないので少々焦ります、足早に、信号が変わりそうな平和大通りは走って渡ります
ほ、「安さん」の看板はまだ灯っていますね、大丈夫そうです、
表にはこんな看板が、何にしようかな
引き戸を引くと、、、昨日の築地「魚竹」とは対照的な広い店内が広がります、
タイル貼り?の床、入り口近くには変形のテーブル席が3つほど、その奥左手には大人数での宴会が出来そうな大きめの座敷がやはり3つほど、そして右手には調理場とその前の10数人は座れるL字カウンター、と広い店内です、
入り口からズンズン奥へ行かないと存在をアピールできませんカウンター辺りまで行って一人客であることを示し、カウンターの空きを薦められます、はい、前回訪問時と同じ席です、
すでにパーティでビールを少し飲んでいますのでいきなり燗酒290円也にします、カウンター上に貼ってあるメニューに「はまち刺身」600円也があったので即注文、“はまち好き”です
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ここ「安さん 地蔵通り店」は2回目の訪問です、
前回訪問時は大変好印象でしたので、広島で夕食の機会があればここに来る!と決めていました、全体の雰囲気は上等な居酒屋さんという感じ、料理メニューは多く、カウンターの上にある大皿から選ぶも良し、刺身や揚げ物なども充実、値段もそこそこで大箱、宴会などにも利用できますね、
「はまち刺身」が来ました、
思ったより小振りでしたが合格です
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もう一品、「ぬた」320円也を注文します、
これもちゃんとした一品になっています
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手元にもメニューがあるので、それと壁の短冊メニューを見比べます、で、いくつか興味深いメニューを発見します興味深いというより“知らないメニュー”ということです、
まずは「でびら」、はは、これはいったいなんでしょうか?御姐さんに聞きましょう、
「スイマセン、“でびら”ってなんですか?」
「でびらは小魚の干物です」
「あ~、小魚ですか」
「そう、カレイの小さいのかな?」
と、御姐さんも自信なさそうです、
(*調べると“でびら”=カレイかヒラメの仲間のようです)
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次に「じゃが玉」というのがあります、「肉じゃが」の隣に書かれていますので親戚筋だと思いますが今度はお母さんに聞いてみます、
「スイマセン、“じゃが玉”ってどんな料理ですか?」
「え!?あの、鉄板に玉子が敷いてあって肉じゃがが乗ってます」
なるほどなんとなく想像できます、美味しそうですね、
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とまた発見しました、このメニューも分かりません、また御姐さんに聞いてみます、
「スイマセン、また訊いてイイですか、“白肉天ぷら”ってなんですか?」
「え!?白肉の天ぷらですけど、、、」
「あ~~、そうですよね、その~~、“白肉”ってなんですか?」
「え!?白肉は白肉ですけど」
「魚の白身ですか?」
「いえいえ、牛の白肉ですよ」
「脂身が多いとか?」
「いや、違いますよ、分からないのですか?え~っと“コリコリ”かな」
ここでやっと分かりました
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どうやら関西で云うホルモンの“コリコリ”のような部位の肉を、広島では“白肉”と云う、ということは広島では常識のようですね
そういうとメニューには「白肉焼き」というのもあったと思います、これはもう想像できますね、
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ということで、「じゃが玉」にも惹かれたのですが、ここはもっともネーミングにインパクトのある「白肉天ぷら」にします、燗酒もお代わりを
これがその「白肉天ぷら」です って、見た目は普通の天ぷらです、では食してみましょう、
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熱々ですで半分くらいに齧り取ろうとしたのですが、、、これが噛み切れません、天ぷらの衣だけがちぎれますが中の白肉はちぎれません
でも、これはやはり大阪で云うホルモンの“コリコリ”ですね、天ぷらにするのは初めてです、塩でいただきます、天ぷら好きなので美味しいのですが、やはり噛み切れないのがストレスです、一切れ丸々口に入れてひたすらモグモグ、、、もっと小さく一口サイズにしてもらえるといいなあ、などと考えながらモグモグしていると件の御姐さんから、、、
「白肉は口に合いますか?」
「はい、これはやはり“コリコリ”ですね」
「大阪では“白肉”って言わないのですか?」
「はじめて聞きました、でも、、、噛み切れませんね」
御姐さん、笑ってました、
(*調べてみると「白肉」は“ミノ”であるとの表記が多いですが、ワタシはやはり“コリコリ”に近いと感じました)
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さて、「白肉天ぷら」を食べ切ってお勘定にします、
と、「店長、計算お願いします」とお姐さんがおっしゃいます、
先程から見ていてどうやら“お勘定”の計算は店長の担当のようですが、気になったのは(今日はよく気になるなあ)、お勘定のことを“計算”と言われていること、店の皆さん、確かに「計算」とおっしゃっています、そのニュアンスが単に(通常の使い方としての)『(勘定の)計算をお願いします』という感じではなく、“勘定”に代わる言葉として“計算”を使っておられるように感じました、
つまり広島には“勘定”という言葉がないのでは?と、思った次第であります、どうなんでしょうか?広島では一般的なのでしょうか?どなたか教えてください
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と、この日は広島固有のメニューや言葉を研究できました
さて、お勘定は、いや、計算は2000円ちょっと、やはり安いですねえ、
広島でのお気に入りの1軒、地蔵通りの「安さん」、また来ますね
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コメント
初めて拝見します、74@広島です。
白肉=ミノの認識は広島人において一般的ですよ。御姐さんは他のご出身かもしれませんねぇ。
焼肉屋ではミノ、中華料理屋や居酒屋では白肉といっています。
投稿: 74 | 2011年11月11日 (金) 12時43分
74さん…コメントありがとうございます、
“白肉”、面白いですね、
昔からの呼び名のようですね、
こういう名前が残っているのは良いことだと思いますよ、
おでんネタでも、普通「厚揚げ」と呼ばれるのが、“揚げ豆腐”とかになってました、
面白いねえ、
これからもよろしくお願いいたします、
投稿: テリー | 2011年11月16日 (水) 07時04分