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2010年1月22日 (金)

下町長田の面影を垣間見ました、山陽電鉄西代駅 「タカヤナギ商店」。

2年目に突入のこのBlog

2004年から書いているギターBlog『新・アコースティックギター生涯の1本』(本家)、
そこで書いた「東京観光案内」「関西観光案内」カテゴリーの記事を地域別に整理しながら記事再掲していき、そのうちに、東京関西の居酒屋・酒場のデータベースになればと始めました。

当初の予定では2009年秋頃には、本家の記事に追いつき、こちらで新規記事掲載を始める予定でしたが、まだ追いついていません。

が、いよいよ本家に追いついてきました、

もう2010年の記事を再掲します、
どうやら来週中には、本家に追いつき、
こちらで新規記事アップが始まりそうです

1995年の阪神淡路大震災で大きな被害をうけた長田、

初めて行きました、

随分と昔と変わったのでしょうが、

変わらぬ下町の良いお店を見つけました

【2010年1月11日の記事】

2009年11月7日(土)

山陽電鉄西代 タカヤナギ商店





この日はJR新長田駅近くの公園に出現した18mの“鉄人28号”を観に行きました。

11月の夕方の4時過ぎ、もう日が暮れようとしています、
そしてこの時間の鉄人は逆光ハート割れ

昼頃が順光なので、もっと早い時間に来ないといけませんね

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さて、もちろんこのまま帰る訳には行きません、

長田辺りをうろついて見ましょう、
とりあえず山陽電鉄の長田駅を目指して歩きます。




このあたり1995年の「阪神淡路大震災」で大きな被害が出たところです、

昔の長田を知らないのでなんともいえませんが、
見た目、地震以前の建物はほとんどないですね、

区画整理も大規模に行われたようで、
大きな公園=広域避難場所もあり、下町長田の面影はありません、
アメリカのような大きな通りと公園、、

まあ、これはこれで一つの答えなんでしょうね、



そんな街は碁盤の目、そこをジグザグに彷徨います、
ちらほらと店はありますが、商店街などはないですね、

お店はなぜか、、
「焼肉屋」「中華料理」「お好み焼き屋」ばかり
(後で知りましたが、長田は「お好み焼」が多いので有名なのですね)

一軒「洋食屋さん」がありましたが入るのはちょっと躊躇、、、
もっと、なにかお店があるかも、、

北へ向かって、とりあえず山陽電鉄が走っている幹線道路のほうへ出てみます、
幹線道路へ出て右へ曲がったところに、私好みの店がありました!

「タカヤナギ商店」、



一見「タバコ屋」さん?でも「うどん屋」みたいです、

で目に付いたのが「たこ焼き5個100円」安う!

そして、「立ち呑み」のビラも、、、

えーー、よく分かりませんが、、、

見るとカウンターが見えます、
そして高校生らしき若いカップルの姿、こりゃ「たこ焼き」+「ビール」でいきますか!

数段、階段を上がって入店します、
カウンターの中にはお母さんがいらっしゃいます、

「毎度!いらっしゃい」

「たこ焼き、10個ください」

と、ペースを掴みます、

「ビールを飲みたいのですが」

「はい、ごめんね、そこの冷蔵庫から取ってもらえる」

「はいはい」と、

奥の冷蔵ショーケースからスーパードライの中瓶を取り出します、
これで着席、なんとなくすんなりと入れましたね。



お客さんは、、、いつものお店と違いますよ、

テーブルが2つあるのですが一つは駄菓子やないやらが置いてあって座れません、
もう一つにはおじさんが一人、ビールを飲みながらスポーツ新聞を読んでおられます。

カウンターには高校生らしきカップルがたこ焼きを食べています、
もう一人カウンターに近所のお姉さん、どうやら「たこ焼き」の持ち帰りのようです。

「たこ焼きはソース?出汁にします」
「あーー、出汁でお願いします」

壁にはうどん・丼のメニューが並んでいます、「うどん屋」さんでもあります、
たこ焼きもあります、「たこ焼き屋」さんでもあります、

お、おつまみ、酒の肴のメニューもあります、「立ち呑み屋」でもあるようです、

そして店内には駄菓子がいっぱい、「駄菓子屋」さんでもあります。

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私と入れ替わりに高校生カップルが出て行きます、
「たこ焼き」お持ち帰りのお姉さんも帰ります、

テーブルのおじさんもビールを2本飲んで帰ります、

そして、私だけが残ります、


「たこ焼き」10個が出てきます、
出汁はうどんの出汁だそうです、

「よかったら、あとで飲んでね」

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「たこ焼き」は懐かしい小振り、

ゆっくり焼かれているから回りはカリカリ、美味しいたこ焼きです、
最近のたこ焼きは中がどろどろですが、ここのは中もしっとりです。

と、小学生の女の子が3人、裏口から乱入してきました、
わあわあと駄菓子を選んで、カウンターに来ます、

「おばちゃん、ごめん!お金払う前にするめ齧ってしもた」
「ええよ、憶えといてお金払ろてね」
「うん、自分でびっくりしたわ、なにしてんねやろ、わたし」

どうやら常連さんのようですね

「わたし、これだけね、100円」
「わたしは130円」

と1個10円か20円の駄菓子をかばんに入れて帰ります笑顔



ビールを飲んで私も少し寛いできました、一番聞きたいことを訊いてみましょう。

「ここはもともとなに屋さんですか?」
「昔はね、クリーニング屋、それと駄菓子、当てもんとか文房具置いてたの」
「ああ、そうですか」
「地震の前やけどね、ここは地震の後から」
「あ、地震の後ですか」
「そう、ここはねえ山陽電鉄の西代駅だったの」
「あれ、地震の時は地上を走っていたんですか!?」
「そう貴方が座っているところ辺りがホームか線路よ」

てな具合で話が弾みだしました。

大震災後は残った家も含め区画整理があり、
山陽電鉄が地下化し、その余った土地でこのお店を始まられたようです。


「すっかり変わってしまったので、もう地震前の昔のことは分からなくなってきたよ」
「はい、そうですね」
「同じ通りに住んでいた人は憶えてるけど、裏の通りの人はどうやったかなあ、って感じで忘れてきたわ」

店の棚から「山陽電鉄100年の歴史」という本を出して来られて、見せてもらいます、
懐かしい昭和の景色、地震前の街並みが見れます。

うーん、なにかもったいないなあ、
震災がなかったら、この街はどんな風になっていたのか?

なんてことを考えます、、



もう一つ、気になっていたのは、
壁のメニューにある「えびせんべい玉子のせ」90円?


「あれはなんですか?」
「えびせんに卵焼き乗せるの、子供のおやつだけど、酒の肴にもなりますよ」
「なるほど、90円ですか、じゃあ、せっかくなんでそれを一つ」
「はいはい、マヨネーズ付けたりとかもするけど、それはねお金ももらうの、20円、子供がね、あれこれリクエストするので付けてるけど、きりがないの」

こうなりゃ、私はビール小瓶をショーケースから取り出します、
もう、勝手知ったる馴染みの店です

「えびせん」にソースを付けて、
その上に卵焼き(玉子Lサイズ1個分)を乗せて青海苔を掛けて完成、
ゴージャスなおやつ、これです、これ90円!!お値打ち!!

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これを90円で食べられる近所の子供は幸せです。

旨い!!たしかにビールの肴になります、




この間に近所の顔見知りのお母さんが二人、何かの用事で来られます、
タバコを買いに男性が一人、下町の情報基地です。



さあ、これで帰りましょう、
お母さん、ご馳走様、そしていろんな話を聞かせていただきありがとうございました、
お勘定は940円。


今日も良いお店に入らせていただきました、

また来ますね。

(記事再掲ここまで)

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