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2009年12月25日 (金)

大阪野田の「上田温酒場」~ディープな話題が充満していました。

今年になってはじめたこのBlog、ほぼ毎日更新しています、ぜひご愛読ください

2004年から書いている(一応)ギター・フォークBlog『アコースティックギター生涯の1本』(本家)、そこで書いた「東京観光案内」カテゴリーの記事を地域別に整理しながら記事再掲していきます。そのうちに、東京関西の居酒屋・酒場のデータベースになればと思います。

『温酒場』、なんともレトロで良い語感です、

大阪にはもう2軒しかないのではないでしょうか?

今日は野田の「上田温酒場」のほうです

【2009年11月7日の記事】

2009年7月の末、 

関西と東京を行ったり来たりしている時期ですね、
さて、そろそろ関西の酒場巡りも本格化させましょうか

とはいえ、まだ仕事にも慣れてないので、なかなか調子がでません、
が、この日は早めに仕事を切り上げて、繰り出しました

梅田から阪神の急行で一駅、今日の狙い目は、野田の「上田温酒場」です。

「温酒場」、

珍しい名前ですね、文字通り『暖かいお酒を出す店』というような意味だと思いますが、この名前を残しているのは、この店と大阪九条の「白雪温酒場」しか知りません、他にも残っているのでしょうかね?

野田駅を降りて、西へ、道路を渡ると、高速道路沿いになんともいえない雰囲気の商店街が続いていますが、目的地向かうにはもう1本南側の「野田本通り商店街」を通ります、りそな銀行の脇から入るほうの商店街です。

こちらも歴史のある下町の商店街なんでしょうね、
おお、まだ本屋さんががんばっておられます、街の電気屋さん、パチンコ屋にマージャン店、立ち飲みもありますね、ちょっと寄って行きたい誘惑に駆られます。

街路灯にフラッグ、懐かしい雰囲気の商店街の案内放送とレトロな雰囲気の中をどんどん歩きます。
200mくらいいくと、そろそろ周りも寂しくなってきます、いつものごとくちゃんとした地図を持っていませんので、少々不安になった頃に、、、

見えてきました、商店街ももう途切れる辺りの右側にいかにも居酒屋という看板が見えてきました。

「上田温酒場」

1_2

先に書きましたが、「温酒場」というのは、どういう意味なのか?知りません、、
そのまま受け取ると、『熱燗が飲める店』、もしくは『暖かい雰囲気の店』『店内が文字通り暖かい店』みたいな連想が広がりますが、どれが正しいのか知りません。

ちなみに九条にある「白雪温酒場」、
ここは“オンシュジョウ”と読むそうです、Junichiroさんから教わりました、大阪ではこの2軒しか知りません。

閑話休題。

「上田温酒場」、大きな暖簾に木枠の引き戸、なかなか良い店構えですね、入りましょう。

中はコの字カウンター、12~3席でしょうか、そんなに広くはありません。
中にはお母さんが一人、「かんとうだき」の鍋が正面にあります。
なかなか良い雰囲気、時間の積み重ねがちゃんと感じられるお店です。

とりあえずビール大瓶を注文、キリン・アサヒ・サッポロから選べます、暖簾がサッポロでしたのでサッポロにしました{笑顔}

メニューは、、基本は「かんとうだき」(*注1)=おでんですね、ほとんどのタネが100円、150円もあります、他には「いたわさ」300円、「どて焼き」350円、「たこぶつ」350円など、、メニューは以上!って感じですね。

まずは「どて焼き」(注2)を注文、

2_2

先客が3組5人、いずれも地元の人らしく、この辺りの昔の話に花が咲いています。
昔の神社、工場、小学校などの話題、「あそこはこうやった」「そこはこうなった」てな話題ですね
この辺りはやはり下町、軽工業地帯、結構ディープな下町だったようですね、ご近所のゴシップ噂話も満載、話してるオッちゃんも結構ディープでした

さて、「かんとうだき」をいただきましょうか、この呼び方、久しぶりです、「かんとうだき」だけあって出汁の色は結構濃いですね、こんなん好きです

「厚揚げ」「こんにゃく」「ジャガイモ」各100円、いつもの定番です。

3_2

お、でも見た目よりあっさりしていますね、

ほんとは日本酒を熱燗でいただきたいところですが、今日はこれでお勘定にしましょう、この日は家に帰っても食べる予定ですからね。
1200円、ハイ、ありがとうございました。
大阪に慣れたらまた来ますよ

ちょいと薀蓄、、、

*注1:「かんとうだき」と「おでん」の関係(私説)
元来、関西ではこんにゃくなどを焼いて味噌で味付けたものを「田楽」(味噌田楽)という。
これが、東京へ移って「でんがく」→「おでん」という名前に変わる、初期は串に刺した味噌田楽様のものがあった(「チビ太のおでん」状態のもの)。
そのうち、出汁で煮たものを「おでん」というように変化し、串もなくなる。
これを関西に逆輸入したのが「おでん」、一説では、関東大震災で被災した人々が関西へ移住、「おでん」として逆輸入したとか、
でも、関西で「おでん」というのは「田楽」のことなので、関西の人々はこれを「関東炊き」=「かんとうだき」と呼ぶ。
現在は、関西でも「おでん」が一般的、「かんとうだき」は少数派、味付けを関西風にした「関西炊き」なんていう店もある。

*注2:「どて焼き」とは?(私説)
東京で云う「煮込み」に近いものですが、似て非なるもの、と言う事も出来る。
「どて焼き」は牛スジ肉を味噌味で柔らかく煮込んだもの。(また味噌だ!)
「煮込み」と違い、とにかく牛肉(スジ肉以外もあり)を柔らかく、「味噌味」で煮込むことが前提条件。(「牛スジ肉の煮込み」は基本関西では、味噌味でないものを指す)
これに万能ねぎと七味がかかるのが多い、きざみこんにゃくなどが入る場合もある。
器に盛るのが一般的だが、串に刺して供するのもあり、この辺りは「田楽」=「おでん」の名残りか?
“どて”は“土手”=「味噌を土手のように盛って」煮込んだところから来ているので「田楽」とも親戚関係か?

味噌味といえば、冬場の「牡蠣の土手鍋」なんかも美味しいですね、味噌は関西の料理に欠かせない食材だったんでしょうね。。

(記事再掲ここまで)

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